「夢子姫、もう後戻りは出来ないから、これからは6人でこの家で生活して行く。生活費だけど、俺と亮太は近くのコンビニでバイトをする。後愛子ママに預かった通帳があるから、それも生活費に使う。」





生活費か、考えたことがなかった。





親が残した家とお金があったし、私には印税も入る、お金には困っていない。





さっき食べたカレーもご飯も半端なく多かった。





食糧もかなり買い込まないといけないだろうな。





どれだけかかるのか、検討もつかない。





お金の計算苦手だし、私に任せられても困る。





「夢子姫俺の話聞いてる。夢子姫に何かやらせようとかしないから、安心して、夢子姫は小説書くしか能がないからさ。」





司が言う事全てにイラつく。





小説しか書けないとかじゃなく、小説書く事が凄いとか思わない訳?