夢子も俺と同じ気持ちだった。





夢子はずっと泣き続けている。





《司、愛してる、私の為に生きて!私を一人にしないで!》





夢子の好きな人は、やっぱ司だった。





もう、誰も二人の邪魔はしないから、泣きじゃくる夢子の頭をなぜた。





「夢子、司と一緒にいてやれ、俺たちは一度家に戻るからな。」





夢子が俺を見てありがとうと言った。





夢子、本気で好きだった。





でも、明日からは、二人を応援するよ。





佑真も、源之助も、郁也も、もう何も言わなかった。




司が生きていた事が嬉しかった。





もう誰も死なせたりしない。