｢泣くなよ夢子、ごめん。俺は、夢子を泣かせてばかりだな。｣





自分でも驚くほど、司といると直ぐに泣いてしまう。




いつから私は、こんなに泣き虫になったのだろう。





司といるといつもの私でなくなる、司の過去の女に嫉妬してみたり、学校で司がモテると聞けば、司を学校へ行かせたくないと思ってしまう。





たけどそんな事、絶対口には出せない。





｢夢子おにぎり上手いぞ。味噌汁は少し濃いけど美味くなってる。｣





嬉しい。





これでも私は毎日頑張ってるんだから。




司に美味しいって言って貰いたくて、毎日頑張ってる。噌汁も簡単そうで、中々上手くいかない。





司に誉められた事はかなり嬉しい。