遅くに夕食を食べていると、夢子が来た。





「司、今日も遅かったんだね。明日は早く起きなくていいから、たまにはゆっくり寝てていいよ。」





寝てる訳にはいかない、弁当も作らなきゃいけないし、朝ごはんの仕度もある。




「私、炊飯器使えるようになった。下手だけど味噌汁も作れる。」





夢子いつの間に覚えたんだろうか。





「少しでも司助けたいから、亮太に色々教えて貰った。だから明日から、「分かった頼むよ。俺は部屋に行くお休み。」





夢子の顔が見れない。





亮太に色々教わったのか、無性に腹が立った。





俺じゃ駄目なんだ。





夢子にもう俺は必要ではないんだ。





やる気が失せた。