小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

なんなのよこの手紙は、私の気持ちを全く無視してるし。



いまさらこんな事を言われても本当に困る。



「問題は解決したようなら、このまま5人を引き取って下さい。こちらも困るんですよ。」



おい警察官、勝手に解決させるな。


私が警察官に詰め寄ろうとするのを田中君が止めた。



「取り合えず、この子たちを連れて家に帰りましょう。」



どうして、家に連れてかなきゃいけない訳。



一緒に暮らすなんて、まだ決めてないのに。



「夢子ママ、僕おしっこしたい。」


名前はなんだっけ。



「僕は三田郁也だよ。いっくんって呼んでね。」



もう、なんなのよ。


「すみません、トイレどこですか。いっくんトイレ行くよ。」


いっくんを連れて部屋を出ようとする私を見て、みんなが笑った。



何で笑うの。



おしっこもらしたら、大変でしょ。