助けに行くべきなのに、体が震え中々前に進めない。




怖い、司早く来て!





駄目、司ばかり頼っては駄目だ。





勇気を振り絞り、倉庫の中に入った。





足元に転がっていた長い棒を拾い、それを手に持った。





これは喧嘩になった場合に使おう。





話声と、女の人の泣き声がした。





これってヤバい状況、次の小説に使えるかも、だなんて考えてる場合じゃない。





亮太のどなり声、何が起きた?





私は、止めるべき。





もう少し近づかないと、話の内容が分からない。





一歩、一歩、前に進んだ。





あ、何かにつまずく、思わず声が出た。





「そこにいるのは誰だ!」





私見つかったの?





どうしよう、これってかなり危ないよぉ。





出て行くべき?





お母さん助けて下さい。