頭をなぜられた。



「泣かないで夢子ママ。僕がいるから泣かないで。」


夢子ママですと。


いつあなたのママになったのよ!



突き放そうとしても離れないし。



この状況では手紙を読まない訳にはいかない。



仕方なく手紙を開らくと、手紙の中には私の写真が何枚かあった。


どうしてこんなに私の写真があるの。


小学生の私、中学生の私、高校生と、大学に入った時の私。


他にも何枚もあった。



何で会いに来てくれなかったの。


どうして、涙が止まらない。



お母さん、あなたは私を愛してくれていたんですか?