「俺、お金ないし、 子供産んでも育てられるか わからない。 俺のわがまま聞いてくれない?」 わがまま? きっと産むなとかかな。 「ぃぃょ。」 小さい声でいう 「産んでくれ! その子、産んでくれ!」 「え? いいの???」 「もちろんだよ。」 空はあたしのお腹をなでる。 満面の笑みで。 そんな空がいとおしかった。