********************************** もう、どれだけ走っただろうか? 辺り薄暗くなってきている。 「痛っ」 小さな石に躓いてしまった。 足をみると靴擦れだらけだった。 靴を脱ぎ、地面に投げつける。 手の中のカードはしわくちゃだった。 「…どこにいるのよ…」 心が折れそうになる。 でも、 「諦めてやるもんか!!」 私はまた走り出した。