「はいていただけますか?」
「えっ…」
その言葉に私は固まった。
ガラスの靴はレオがくれたものだから私の足にぴったりのはずだ。
だが、ガラスの靴の持ち主が私とわかれば私が仕事をサボったことがお母さんたちにばれてしまう。
そうなれば、大変な仕打ちがまっているだろう。
「えっ、でも…」
「王子様、アンヌは舞踏会にはいっていませんのよ?」
お母さんが少し不機嫌そうにいう。
だがそんなお母さんにかまいもせず、王子たちは履けとせかす。
(仕方ないか…)
私は靴を履くことにした。
もし足にあっても舞踏会にいっていないといえばごまかせるだろう。
私は、恐る恐る靴に足をいれた。
ガラスの靴は、当然私の足にぴったりだった。
「まさか…君が…」
お母さんたちが目を見開くのがわかった。
「アンヌ、あのときの娘はあなただったのか…」
そういって王子が私のもとに歩み寄った。
「王子、なにかのまちがいでは?」
お母さんが、あせったように言う。
「いえ、アンヌさんで間違いない…この靴が足にあったのはこの女性だけです。」
王子が断言する。
(どうしよ…ごまかすタイミングがない!!)
私はあせった。
だがそんな私に追い討ちをかけるように大臣の一人が言った。
「もし、アンヌさんがその女性ならばもう片方の靴をもっているのでは?」
「それもそうだな。アンヌさん、持っていますよね?」
私は言葉に詰まった。
確かにもっている。
だが、ここで認めてしまったら…
「えっ…」
その言葉に私は固まった。
ガラスの靴はレオがくれたものだから私の足にぴったりのはずだ。
だが、ガラスの靴の持ち主が私とわかれば私が仕事をサボったことがお母さんたちにばれてしまう。
そうなれば、大変な仕打ちがまっているだろう。
「えっ、でも…」
「王子様、アンヌは舞踏会にはいっていませんのよ?」
お母さんが少し不機嫌そうにいう。
だがそんなお母さんにかまいもせず、王子たちは履けとせかす。
(仕方ないか…)
私は靴を履くことにした。
もし足にあっても舞踏会にいっていないといえばごまかせるだろう。
私は、恐る恐る靴に足をいれた。
ガラスの靴は、当然私の足にぴったりだった。
「まさか…君が…」
お母さんたちが目を見開くのがわかった。
「アンヌ、あのときの娘はあなただったのか…」
そういって王子が私のもとに歩み寄った。
「王子、なにかのまちがいでは?」
お母さんが、あせったように言う。
「いえ、アンヌさんで間違いない…この靴が足にあったのはこの女性だけです。」
王子が断言する。
(どうしよ…ごまかすタイミングがない!!)
私はあせった。
だがそんな私に追い討ちをかけるように大臣の一人が言った。
「もし、アンヌさんがその女性ならばもう片方の靴をもっているのでは?」
「それもそうだな。アンヌさん、持っていますよね?」
私は言葉に詰まった。
確かにもっている。
だが、ここで認めてしまったら…


