「じゃあ、いきますか。」
「うん!」
馬車に乗り込もうとドレスのすそをあげたときだった。
「あ、待て。」
いきなりレオにとめられた。
「なに?はやくいかないと遅れるって言ったのはレオの方でしょ?」
「お前、それで行くつもりか?」
レオは私の質問には答えず、下をみながら言った。
「それでって、ドレスはちゃんと着てるし…あ!」
レオにつられて下をみるとそこには綺麗なドレスには似合わないぼろ靴をはいた足があった。
「靴…どうしよう?」
私が聞くとレオはうーんと腕を組んで考えていたが、やがて思い出したように懐からなにかを取り出した。
「これがあった。」
「なにこれ?靴?」
私の手の中には靴があった。それも、ガラス製の。
「ガラスの靴だ。」
「それは分かる。」
「まあ、はいてみろ。」
ガラスの靴なんか履けるかと思いながらもはいてみる私。
「どうだ?」
レオが少し不安そうに聞いてきた。まあ、ガラスの靴だから当然のことだろう。
「うん!」
馬車に乗り込もうとドレスのすそをあげたときだった。
「あ、待て。」
いきなりレオにとめられた。
「なに?はやくいかないと遅れるって言ったのはレオの方でしょ?」
「お前、それで行くつもりか?」
レオは私の質問には答えず、下をみながら言った。
「それでって、ドレスはちゃんと着てるし…あ!」
レオにつられて下をみるとそこには綺麗なドレスには似合わないぼろ靴をはいた足があった。
「靴…どうしよう?」
私が聞くとレオはうーんと腕を組んで考えていたが、やがて思い出したように懐からなにかを取り出した。
「これがあった。」
「なにこれ?靴?」
私の手の中には靴があった。それも、ガラス製の。
「ガラスの靴だ。」
「それは分かる。」
「まあ、はいてみろ。」
ガラスの靴なんか履けるかと思いながらもはいてみる私。
「どうだ?」
レオが少し不安そうに聞いてきた。まあ、ガラスの靴だから当然のことだろう。


