「持ってきたよ。こんなんでいい?」


ちょうど昨日、隣の人から大きなかぼちゃをもらったところで助かった。


「十分だ。じゃあ、次はねずみ二匹。」


かぼちゃを床においた私は、固まった。


「ねずみ?」


「ああ、ねずみ。」


「二匹?」


「ああ、二匹。」


私の問いかけに、レオは平然と返してくる。


「…わたし、ねずみ嫌い。」


「知ってる。」


レオは意地悪そうに笑った。


「…………。」


私が恐ろしさのあまり固まっているとポンッと頭をなでられた。


「な、なによ!?」


少し赤くなった私にレオは優しい笑みを浮かべ…


目の前にねずみを出してきた。


「ギャーーーー!!!」


優しいとこもあるなと思った私がバカだった。


レオはSだ…