とある小さな町に、それはそれは美しい娘がおりました。


その娘の名はアンヌ。


幼き頃、母親をなくし父親と二人で住んでいます。


そんなアンヌに、新しい家族が増えることになりました。




これは後世まで語り継がれた『シンデレラ』の本当の物語―――




始まりは…そう。


よく晴れた、春の日―


アンヌの父、アンバーニの一言からはじまりました…