今でも、いつも君を思い出すんだ。 思い出すのは―――君の笑顔。 君の…最後の笑顔。 「今、有菜はどこにいるかな…?」 空を見上げて、つぶやいてみた。 俺は今、君に逢いたいよ。 逢いたくて逢いたくて…仕方ないよ。 「まだ…俺の事、覚えてるかな?」 俺はいつまでも…君の事忘れないよ。 今までの中で、最高の恋として。 ねえ有菜… 桜の咲く季節には、また会いに来てね。 俺はずっとずっと、待ってるから… [完]