「安西」


「はい?」


「蓮見寝てんの?」


「ばっちり寝てますよ」



「しゃーないなぁ。 もう当てる奴は
変えるけど、安西のノート、蓮見に
写させてやって」


「はぁい」


またか、まあいいか、と溜め息を吐くと、
計ったかのように隣のぼさぼさ黒髪が


動いた。 ・・蓮見君、タイミングわる。