ダイヤモンドダスト




パーン!!


俺が悔しがっていると
横から誰かが狙っていたブタを
一発で落としやがった


俺は急いでそいつの顔を確認した



「山瀬…」


「はい!おめでと!」

「ありがと」

山瀬はブタを受け取ると、
俺の方をニヤっと笑いながら見てきた


「へたくそね~男なのに」

「…はぁ?!」


「ハナちゃん!ブタ取れたよ!」

「うわ~!
朱美ちゃんが取ってくれたの?
ありがとう!」

「どういたしまして!」


山瀬は俺に勝ち誇ったように
隣でハナを喜ばせた