「好きです」 そう言うと彼女はケーキをほおばったまま、目を見開いた 言葉にしてからすぐに、自分がどんなことを言って今どんな状況かを思い知った 「ごめん・・・急すぎたよな」 「うん…かなりね」 なんだかもう苦笑いしか出てこないや でも、俺彼女が好きなことは嘘じゃない 軽い気持ちとかそんなんでもない すぐに伝えたいと思ってしまうほど 彼女の笑顔に惚れてしまったんだ 「でも、急でも好きなことに変りはないんだ」