ダイヤモンドダスト


「渡したのはこないだ!
でも、毎日通ってたの」

「毎日?」

「うん!2年生の時から」



一週間前までは、
こんな笑顔、何処にも見えなかったのに
恋人ってそんなに存在でかいのかよ


ってか、…三船が…



「ん?三船…顔色悪いよ?大丈夫?」


何も知らない山瀬は優しく声をかけ
ポケットから聞こえた着信音にまた花を咲かせて
廊下に出て行った



「ドントマインド!」

丸坊主の頭に手を当て三船を慰めてあげた