ダイヤモンドダスト


普通に喋る俺を横に、
三船はまだ青ざめた顔で山瀬を見ている


「わかる?」

嬉しそうに話す山瀬からは、
さっき以上に花のオーラが咲いている


「うん…オーラが違うな」


そのオーラに俺は、少し引き気味だ


「そうかな?実はね、ヘヘヘ…彼氏ができたんだ!」


俺はすぐに三船を確認した


が、


すでに死亡してるって感じ



「お、おめでとう
あのカメラ屋さんの店員?」


「うん!よくわかったね!
カメラマンの卵なんだけど…」

「へ~、でもよく一週間で落とせたな」

「一週間?そんなわけないじゃん!」

「え?でも…こないだ渡したんだろ?」