「雪を見れたのもそうだけど…」 そこまで言ってハナは空を見上げた 「誕生日は私にとって死のカウントダウン… 成長している証拠なの…」 死の…カウントダウン… 「だから、今まで祝ったことなかったし 誰にも言わなかった今日が誕生日って」 「そうなの?」 「うん…だから、とっても楽しかった ありがとう」 「あ、ううん。 俺なんか何もしてないよ」 ハナは急に俺の手を握った