ダイヤモンドダスト



ハナは軽々と足場の悪い道を歩き進んでいく



俺は滑ったりしながらハナの後を追った




「うわ!」


滑り落ちそうになった俺をハナは手を出して引っ張ってくれた



「うーん…重い聡史…」



引っ張ってくれるハナの手を見て俺は少し疑問に思った




なんか、綺麗な手だな…

前からこんなんだっけ?




引っ張ってもらってなんとか体勢を戻してからも、俺はハナの手から目を離さなかった




「なに?手見過ぎ!」