ダイヤモンドダスト


俺の手を払いのけ、自分で立ち上がり走って去って行った




「なんで怒ってたんだろう?」




後ろ姿でもわかるけど、女の子は結構身長小さそうだ


それより、なんで俺は彼女の機嫌を損ねてしまったのか…
不思議でたまらなかった


優しく言ったのにな~



「聡史!」

横の店から出てきたのはクラスの女


「山瀬じゃん!何してたの?」

もう一度山瀬が出てきた店を見ると
とても高校生の入るような店ではない


少し古びれたカメラ屋さん


「何…お前、カメラなんか好きだっけ?」