「…これ?」 「貯金箱はとってやれなかったけど これやるよ!」 ハナは指輪を受け取ると、 すぐに指にはめ太陽にそれをかざした 「友情の指輪!」 「え?」 「大事にすんね!友情の指輪!」 すごく嬉しそうな顔をして、キラキラ輝く指輪を見つめている 「おもちゃだけどな」 「おもちゃだって」 そこまで言うと振り返り俺の目を見た 「おもちゃだって、聡史から貰ったものだよ? 嬉しいに決まってるよ!ありがとう」