俺もゆっくりと小指を立てた

ハナの小指と絡ませると
ハナはブンブンと手を振った


「ゆーびきりげんまん~…」



懐かしい曲に、俺は呆然とした



よく妹とこれしたな…




「指きった~!フ~!!」



ハナは満面の笑みで太陽に小指を照らした



「何してんの?」



照らしたまま何も言葉を発さないハナ



「ハナ?」