それでも世界はまわる

りおんが答えたのだ。

少し間をあけ、張り詰めた空気の中、慎吾と智之、拓也、そして美佳が伺い立てる中

「僕・・・」

りおんは答えた。

「・・・好きなんだ」

慎吾を美佳と疑わず。

「僕・・・僕、好きなんだ。み、美佳さんが!」

(うそ・・・!)

その瞬間、とうとう美佳は高ぶる感情を抑えることができなくなった。涙が足の上に落ちる。
素直にその言葉を信じることができない。