耳に入ってくるのは川のせせらぎだけ。静けさと緊張感が二人を包む。
しかしそれらは生徒会室でのものとは違い、何か温かいものが感じられた。
いつも笑っているはずの美佳が、いつまで経っても目を真っ赤にしてぼんやりするのに見兼ねたのか、先に話し始めたのはりおんだった。
「ほんと何があったん。急に泣き出すけぇ・・・ぶちびっくりしたよ」
そう、あの時美佳は泣いてしまった。
りおんへの想いのために仲間たちと喧嘩し、複雑な光景を見て、そして本人に会ってしまった。
何がしたいのか分からなくなり、次に逃げ出したい気持ちになった。
しかし足が動かないことが分かり、そしてなぜだか涙が溢れてきた。
しかしそれらは生徒会室でのものとは違い、何か温かいものが感じられた。
いつも笑っているはずの美佳が、いつまで経っても目を真っ赤にしてぼんやりするのに見兼ねたのか、先に話し始めたのはりおんだった。
「ほんと何があったん。急に泣き出すけぇ・・・ぶちびっくりしたよ」
そう、あの時美佳は泣いてしまった。
りおんへの想いのために仲間たちと喧嘩し、複雑な光景を見て、そして本人に会ってしまった。
何がしたいのか分からなくなり、次に逃げ出したい気持ちになった。
しかし足が動かないことが分かり、そしてなぜだか涙が溢れてきた。



