――テイク2―― 美佳は歩みを止め、りおんを軽く睨んだ。 「トモは・・・」 「トモ君は・・・」 「ト、トモが好きなのはー・・・」 「トモ君が好きなのはー」 「・・・繰り返さんでや」 りおんが美佳を見てため息をつく。