『頼む…死なないでくれ……慶斗…』 いつの間にか、俺の顔は大粒の涙でぐしゃぐしゃになっていた。 主治医の柏木先生も、電気ショックをしながら、必死に慶斗の名前を呼んでいる。 それでも、慶斗は目を開けない。 ピッ…ピッ…ピッ… 『頼むから…目を開けてくれよッ!!』