けど、そんな幸せな時間は長くは続かなかった。 『うっ…ぁ』 『慶斗!?慶斗ッ!!』 慶斗が突然、苦しみだした。 いつもの発作とはなにか違う。 俺はすぐ、ナースコールを押した。 『慶斗!しっかりしろ!』 『…ぁ…うっ…』 俺はただ、苦しむ慶斗を励ますことしか出来なかった。