神宮姫伝




「んもう椎ちゃんひどいっ!」

………………。

あまりの気持ち悪さにあたしは
そのまま歩き出した。

「あっ!椎ちゃんごめんなさい!」

ずっと謝ってくる慎がうざくなり
振り替えると嬉しそうに目を輝かす慎。

「俺、椎ちゃんと仲良くなりたい
だけなんだって!」


仲良く…?
ハッ。
口では何とでも言える。