神宮姫伝




不覚にも少し喜んでしまった
自分を戒めて昴の言葉を無視した。


(…あたしは独りでいいんだ。)


そんなあたしを昴が見ていたなんて
まったく気づかずに…。


暫くたつと数台のバイクの前に
到着した。