神宮姫伝



祐希は呆れたようにはぁ、と溜め息
をはくと申し訳なさそうに謝ってきた。

「…すいませんね京が失礼で…。
根は良いんですけどねぇ…。」

そう言うと京はまたすいませんと
謝ってきた。

……こいつも苦労してんな…。

他人事だと思いそんなことを
考えているといきなり扉が
おもいきり開いた。