「……何、一人でニヤけてんだ?」
横からズイッと顔を近付け聞いてきた昴に反射的に顔が熱くなる。
それでも、昴が好きだなあ、なんて思ってたなんて言える訳がない。
ここで言ったら少しは可愛いのかもしれないけど……
少し考え一人ぶんぶんと首を横に振る。
(……無理。恥ずかしすぎる、)
更に顔が熱くなり、火照りを冷ます様に頬を手で覆う。
「まあ、どうせ俺の事だろうけど……な?」
お前の考えはお見通し、そう言われた気がしてキッと睨めばハハッと笑われる。
「まあ好きなのは椎だけじゃなくて俺もだけどな」
サラリと愛の言葉を言われ不覚にも赤面したまま口をパクパクとさせてしまう。
そんな私を見てまたハハッと笑えばぽんっと頭に手を置き優しく撫でる。


