神宮姫伝



そう言うとメソメソと泣き真似を
始めて慎にまとわりつく女。

「あー、ごめん。俺君みたいな子と
相性あわないみたいだ。じゃっ。」

予想外に慎が女を突き放し
女は泣きながら走っていった。


(…珍しいな。)

長い付き合いの京もそう思い
感心しているとニカっと笑い話
かけてくる慎。

「これからナンパいこーぜ!」