家に帰ってから、
屋上にいたヤツらの顔を
思い出していた。


顔を一人一人浮かべていると、

ふと、見たことのある顔がいたことを
思い出した。


たしかあいつは…
宮村グループの御曹司だ。

名前は、葵。

あたしの婚約者…
だったような気がする。


確かめてみると、
やっぱりそうだった。

アイツが、あたしの婚約者…。


なんで葵があんな不良校に
通っていて、

オマケに族に入っているんだ?


よく、家が許したよな…。