雷蝶が黒蝶に恋をした。




「ダッセェヤツだな。あんなくらいで終わりかよ?」

「………今の、加減してたのか?」

隼人が聞いてきた。

「当たり前だろ?本気でやったらあんたたちみんな、死ぬよ?」

「「「……………」」」

「ね、まだ、やる?雷蝶は、無意味なケンカしない族なんじゃなかったか?」

あたしは、このケンカに意味があるとは
到底思えないけど。