雷蝶が黒蝶に恋をした。




もちろん屋上の扉は、
鍵が閉まっていた。


『仕方ない…諦めるか…』
と、このあたしがなるハズもなく、
(ちゃんと加減をして)扉を蹴り飛ばした。



「ん!! 気持ちいいッ!!」

爽やかな風が気持ちいい…。

「一眠りしーよぉッ♪」

屋上の真ん中にゴロンと横になった。

心地よい風が吹いていて、
すぐに夢の中へと旅立った。