桜色の底




砂糖になった。


だって、先生の視線で

視線だけで、

私の心は熱くなって

今にも溶けてしまいそう。




水じゃなくて、熱なんて…。


誤算だったわ。



砂糖は熱でも溶けるのね。



「それでこそ、西尾だよ」


「はい…」