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「ご飯全然減ってないわよ?春。受験は…残念だったけど、母さんが二次募集してる所探すから、大丈夫よ」

「うん…ごめんなさい、ありがとう。でも、探さなくて良いよ」

「え?…あなた、高校へは…」


箸を置いて、深呼吸。


「あのね、私…松葉高校に興味があるの」

「松葉高校……?」


今日、校長から声がかかって、松葉高校に来てほしいと言われたことをお母さんに話した。



「そうねえ…、普通ありえない話だけど、名刺も頂いているし…春が話を聞いてみたいなら、母さんから電話するわ。」

「本当!?ありがとう、お母さん!!」


理解力のある、優しいお母さん。
一人で私を育ててくれて、本当に尊敬できる。