『ま、そういうわけだからさ、がんばんなよ』 「他人事だと思ってんな!?」 『思ってないよ~…あ、しのからメールきた………かんちゃん』 はい、 電話を神崎にわたす。 『まぁ…岬もしのちゃんの心中はわかんね~らしいからさ。正に当たって砕けろなんだけど』 砕けたらそんときゃぁ拾ってやるよ、とかなんとか言いやがってクソっ! 砕けるわけにいかねぇよ。 俺がそういうと神崎は久々の真面目な声になった。 『腹、くくれよ』 電話を切って、中に戻った。