【長編】雨とチョコレート

「そんなとこから手振ったって気づくわけねぇじゃん・・・」


口元に浮かぶニヤリとした笑みに、拍子抜けする。


「失礼だなぁ!
ここに来る前に、れいくんの前通ったよ?
なんか考え事してたみたいだけど」



そういいながら、しのは携帯をバッグにしまった。


「俺が悪いのかよ」


「ん~。どうかなぁ」