「―――ところで、」 「―――あのさ」 同時に発せられたセリフは、言葉こそ違ってたけど、どっちも話を切り出すようなものだった。 「しのからいいよ。こっち、長くなるかもだから」 「あ、そう?」 じゃ、私から。 一度息を止めるようなしぐさをして、俺の方を見直す。 それから、背筋をピン!と伸ばした。 なんか、まるで今から告白されるような・・・・。 いや、まさか。 そんなわけないって。 俺の心臓は、ズキン!から、ドキン!に変わる。 と、目の前でパン!と音が鳴った。