【長編】雨とチョコレート



岬はいうだけいうと、自分の時計を確認して神崎の腕を引っ張った。


「かんちゃん、時間!!!」

「あ、やべ・・・。じゃ、俺ら帰るから!」


ばたばたと急ぐ二人の後姿を見送ってから、ふぅー・・・とため息をついた。

しのはそれを横で見ていた。


「4人ででかけるの、いや?」


心配そうな目で見つめられる。
そういうわけじゃないんだけど・・・。

内心では『めんどくさい』って気持ちがあった。


「GWだろ?
大丈夫。暇だろうから、行くよ」


俺の中心はしので回ってる。
そんくらい俺はしのに甘いんだと思う。

しのもほっとした顔をした。