【長編】雨とチョコレート



5分前のブザー音。

程よく汗をかいた俺たちに、神崎は集合をかける。


「多分、今回は真山の速攻は止められる。確実に」


その目は真剣そのものだった。



「だけど、速攻も手段としては使う。
山崎はカットイン使えるし、橋田もスリー打てるもんな」



開始2分前。



「疲れたらタイムアウト取るからムリしないでな」



神崎はニヤリと口角をあげた。