【長編】雨とチョコレート



やっと卓球台が拝めた。

「あれ」


選手が変わってる。
見回すと、端っこの方でちらちらと俺を見てるしのを発見する。


俺はすぐさま駆け寄った。


なぜか心配そうに見上げるしの。
口を膨らませてる。


「どうした?」

「だからやだったの」

「ん?」


思わず聞き返す。