邪魔だな…
しのが見えない。
いらっとしつつも相手に悪気はないと言い聞かせ、優しく振る舞う。
「ごめん、ちょっと避けてもらえる?」
精一杯の『作り』笑い。
だが、どうやら逆効果だったようだ。
「えぇ~なんでなんで?」
「ほら、卓球してんの見えないからさ…」
「櫻さん見てんの?
櫻さんみたいなの好みなの?」
み た い な の
だと!?
アホどもめ!
心の中では罵声を浴びせながらも、耐えた。
次の一言までは。
「もぉ、まやまくん趣味悪いよぉ」
「うるせぇよ」
いつもより数倍低いトーンだった。
あまりの低さに驚いたけど、俺より驚いていたのは、目の前の女の子たち。
おっといけねぇ。


