【長編】雨とチョコレート


不安そうな神崎だったけど、まぁ俺がカバーするから大丈夫だとかなんとかぶつぶつ言っている。

バスケが絡むと性格変わっちゃって困る、こいつ。


「明日3試合よりマシだし」


「そうなぁ~」


汗を拭きながら訴えてみたけど、どうでもいいらしい。



バスケで疲れきってしまった俺の前にしのが走ってきて、今買ってきたばかりらしいスポーツドリンクを首筋にあてた。

ビクッとしたが、ひんやりしていて気持ちが良かった。



「あと30分したら私の番だけど、…見にくる?」

「当たり前だろ?」