【長編】雨とチョコレート




ビーーーッ!



試合終了のブザーが館内に響く。



得点板には81-54の数字。


肩で息をする俺。

飄々と並ぶ神崎。


「81-54でチーム三四郎の勝ちです」


審判の声に感嘆の息が漏れる。



「初戦、とっぱ……」


「体力ホントにねぇのな」


喜ぶ俺を尻目に、神崎はコートから出ながら言う。



「あと午後に1回やって明日2回んのに、お前保つかなぁ…」