【長編】雨とチョコレート



「神崎先輩、なんで高校でバスケやらなかったんすか?」

部活もしてない神崎に後輩なんて珍しい、そんな感じで好奇の目で見ていると、こいつ中学の後輩、と説明された。


「毎日あっから」

週3くらいで丁度いいの俺は、



ボールを両手で弄びながら言う。


「フェアな審判頼むよ」

「任せてくださいよ」



後輩は胸に拳をあてると、オフィシャルタイマーの時計を確認してまたピッと笛を吹く。


「10分前です」




「5分前まで動いててな」


5人はひたすらシューティングした。

俺はレイアップばっかりだったけど。