「ね、教室戻ろ?」 そう言って、しのから手を握ってきた。 しのから手を握ってきたのは初めてのことだったから、紅潮した顔の熱はひくどころか増していく。 「照れないでよ、れい君」 無理言うなよ。 繋がれた手と反対側の手で顔を隠す。 しのはまだ笑ってる。